目次
債務整理は法律で認められた借金問題を解決するための手続きです
家族に借金のこと内緒にするにはどの債務整理方法がおすすめなの?
➡『概略』 債務整理の5つの方法
任意整理:あなたの代わりに弁護士が間に入り、お金を借りている人と交渉して返済する金額を減らす整理方法。
特定調停:自分で交渉や手続きをしないといけないが、裁判所が間を取り持ってくれる整理方法。
個人再生:上の二つでは処理できない多額の借金がある場合に使われる整理方法。
自己破産:借金をチャラに出来る方法。
過払い金請求:払いすぎた利息を返してもらうための手続き。
債務整理の簡単比較表。
任意整理 | 特定調停 | 個人再生 | 自己破産 | 過払い金 | |
---|---|---|---|---|---|
借金の減る額は? | 中~高 | 中~高 | 高 | チャラ | 戻ってくる |
弁護費用は? | 小 | なし | 高 | 中 | 小 |
会社にバレる可能性 | 小 | 小 | 小 | 小 | 小 |
家族にバレる可能性 | 小 | 中 | 中 | 中 | 中 |
財産がなくなる? | 小 | 小 | 中 | 高 | ー |
みんなに(官報)に公表される | ー | ー | される | される | ー |
※ただ、相手側の出方、特殊な場合などは、必ずばれないという保障はありません。詳しくは弁護士と相談して整理方法を検討してくださいね。
次は債務整理について詳しく説明してきますね。
➡任意整理
これは、さっきの説明のとおり、弁護士を間に入れて相手側と交渉して借金の金額を減額してもらう方法なんだ。内緒で処理しやすい理由として、間に弁護士が入ってくるので、督促や催促などのやり取りなど全て弁護士がやってくれるのでバレる可能性が低いんだ。他にもバレにくい要素として、基本的には相手側との話し合いのもとに整理されるので、どの借金を整理するのかを選べたりする。
例えば、家族の保証人がついている借金を債務整理すると、家族に連絡が行くので確実にバレます。「これはばれそうなので、それ以外のものを整理しよう」という作戦が立てられるんだ。だから、秘密で処理しやすいってことが言えるだよ。
他にも、必要書類の提出がそれほど多くないところもいいところ。破産とかになってくると借金がチャラなる分、断然審査や成約が厳しくなります。あなたの持っている財産は全て処理してお金にしてから破産してください。ということになるので、家族にバレやすくなるので、臨機応変に対応できる『任意整理』が向いているということになります。
➡特定調停
この方法は、弁護士を通さずに、自分でお金を借りている人と交渉していくことになります。例えば任意整理であれば、窓口を弁護士に一本化できるため、秘密で整理していきやすいですが、全て自分のところに電話やはがきなので郵便物が届くので、かなり注意しなければなりません。また、難解な書類の作成、裁判所にも何度もいかないといけません。これらのことを踏まえるとちょっと内緒で整理できるのか難しいと思います。
➡自己破産
この方法は借金を完全にチャラに方法ですね。チャラになる分いろいろな成約がかかってきてしまいます。どうしても内緒でということであれば出来ないこともないのですが、ただ出来る可能性のある人とない人があります。内緒でできる可能性があるのは、専業主婦などの方です。一方難しいのは、男性の方はちょっと難しいですね。
専業主婦が可能性がある理由は、家族にばれるような財産を持っている可能性が低いからです。やっぱり自己破産は財産の整理があるので、ここからどうしても家族に話をしないといけないことが多いです。このような理由から、男性の場合だと例えば、車のローンや家のローンなど男性名義でやることが多いので、どうしても家族にばれてしまうかなと思います。
後、一番のデメリットは、官報に名前が掲載されることです。他の方法は借金整理のことについて、みんなに公開されることはないのですが、これらは官報という形で公開されてしまいます。なので、調べられれば確実にバレます。ただ、普通の人はこのようなことを知らないことと、調べるのが面倒なので、破産しているか調べてやろう!!と思わないとわかりません。専業主婦の方で自己破産をうまくやられている方は多いですよ。
どの種類の債務整理を選択すべきか?
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最終的にどのように借金問題を解決していくかは、素人判断せずに専門の弁護士・司法書士に相談して、アドバイスしてもらうことをオススメします。債務整理は依頼者にとっては一生に一回の手続きとなりますが、専門の法律事務所はその状況に何千回、何万回と立ち会っています。豊富な経験を持っている方がより最適な方法で借金問題を解決できるのは言うまでもありません。