5ヶ条 全て話しましょう。

借金のことは全て弁護士に話ししましょう。これかなり重要です。

借金に関係することは、全て包み隠さず話すようにしてください。

「これはちょっとしかないし、別に話しなくても大丈夫かな?」
「これは後ろめたいことやってきたので、ちょっといえないな」
とか多少なりとあると思いますが、それらのことも含めて全て話をしてください。それを踏まえて守ってくれるのが弁護士の役割です。なので安心して全てを話すようにしてくださいね。

もし、裁判になった場合、裁判官と書記官が提出した書類に穴が開くほど徹底的に読んできます。そして、論理に矛盾がないのか調べ上げられるので、ほとんどウソを突き通すことができません。そして、わずかな疑問点があれば、弁護士に質問をしてきます。ここで、もし弁護士が答えられずにウソだということがわかれば、逆にそれが足かせになって優位に物事を運ぶことができなくなります。

あなたを守ってくれるのが弁護士のお仕事です。

何か不都合なことがあったとしても、それを前提に組み立てていくのが弁護士ですし、弁護士からすれば知っているの知らないとでは対応にかなり差がでてきます。知っていたらなんとかできるが、知らないと対応策もないので、どうしようもないことがあります。

また、ウソがひどい場合では、「詐欺」だと言われて、借金を整理するごころか、逆に罪を問われることにもなりかねません。こうなると弁護士が救うのがだんだん難しくなってきます。

弁護士からすれば、「信用されていないのであれば、この案件を辞任させてもらいます!」ということもできます。なんとか秘密に処理したい時には特に辞任には要注意です。弁護士に辞任されると、一気に消費者金融などから強烈な督促が来ます。電話がじゃんじゃんなり、はがきなど沢山送られることでしょう。こうなるととても借金を秘密で処理することなんてできません。

>>6ヶ条 他に相談したことは言わないに進む

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34歳の元弁護士ライター。大手法律事務所に10年、勤務していました。主に任意整理と自己破産の案件を担当していました。現在は法律の知識を生かして、WEBメディアの執筆、法律系の動画コンテンツの脚本執筆を行っています。